言いたいことはそれだけか

KotlinとかAndroidとかが好きです。調べたことをメモします。٩( 'ω' )و

夕飯のカレーとコミットメントの話

先に言っておきますが、ただのポエムです。

 

エンジニアとして働いていると、「hoge機能を作りたいんだけど、今月中でできますか?」という質問をよくされます。ここでいうhogeがどれくらいしっかり固まっているかで話は変わってきます。

例えば、「今晩カレー食べたい!」というリクエストが来たとします。ここでいうカレーが

 

1. レトルトカレーを温めてご飯にかけるだけ

2. 市販のカレールーを使ってカレーをつくる

3. スパイスから拘ってインドカレーをつくる

4. おうちカレーじゃなくてカレー屋さんに行きたい

 

などなど無限に選択肢があります。

カレー食べたいと言い出した人が上のうちどれを想定しているのかによって、当然工数が変わってきます。困ったことに、カレー食べたいと言い出した人がどんなカレーを食べたいかわかっていないことがよくあります。

もしもカレーコンサルタントとして働いていて、それでお金を頂いているのであれば、手厚くヒアリングしましょう。でもそうじゃない場合、どうするのがいいのかなぁとよく考えます。

たとえば、上記4つの選択肢にかかる大体の工数をそれぞれ伝えてあげるのも一つの手段ですが、実際には1のレトルトカレーの選択肢でも、コンビニで買えるのか、Amazon Nowでポチってすぐ手に入るのか、Primeで1日かかるのか、それとも地方まで出かけないと手に入らないご当地カレーなのか様々です。

上のパラグラフのような話を長々としてしまっても、相談した人は困惑を浮かべるでしょう。エンジニアって面倒くさいな…と心の声が聞こえてきます。相談してきた人はできるかできないかの2択の答えを求めているからです。

かと言って適当に「ハイハイできます!」というのも違うなぁと思います。コミットメントした以上は約束を守る責任があるからです。(ここでいうコミットメントは、意識の高い人がよく使う「フルコミット」的な使い方ではなくて、「完遂すると約束すること」として使っています*1

付き合いが長い相手だと、「カレー食べたい!」って言われて、普通にお家カレーなんだろうなと予想がつくので「いいですね。今日のお夕飯はカレーにしますね」と言えます(=今晩の夕飯までにカレーを作るとコミットメントすることができる)が、ソフトウェア開発は斜め上のカレーをリクエストされる可能性が割と高い気がしています。

 

最近は一番可能性が高そうなケースを狙って、そこを一つの基準としておくのがいいのかなぁという気がしています。「どんなカレーを食べたいかによりますが、一旦週末目標で進めましょう。どんなカレーか具体的に決まったらもう一度話し合いましょうね。」って感じで。

何も決まってない以上、具体的なスケジュールを立てるのはもはや困難なので、相手の人を納得というか安心させてあげるだけでいいのかなという感じです。相談してきた人との信頼貯金を貯めていくというか、すぐに相談に来てもらえる関係性を作る点で有効かなと思っています。

 

「カレー」という文字を打ちすぎてカレー食べたくなってきたのでやめます。

本日のポエムは以上です。

 

 

*1:私がアンクルボブ信者なので。Clean Coderを読むとコミットメントの話題が出てきますね。