南の島で読んだ本たち
先日ふらっと南の島(タイのサムイ島)に行ってきた。日常から頭を切り離すことが目的でとにかくぼんやりしてみたくなったのだ。 ぼんやりするにも時間は潰したいので本を持って行くことにしたのだか、日常を想起させる技術書・ビジネス書はNGという縛りで何冊かピックアップ+Twitterでオススメしてもらった本を持って行った。その備忘ログ。
1冊目:走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: ペーパーバック
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村上春樹によるエッセイ。村上春樹の書籍は「村上さんのところ」くらいしか読んだことがなかったが、私もサボりがちながらも走ったりするので以前から興味があり購入。走ることだけじゃなくて、著者の考え方だったり作家という職業だったり、ほんの少し知らない世界が覗き見れた気がして楽しかった。
2冊目:美味礼讃(ブリア=サヴァラン)
- 作者: ブリア=サヴァラン,Jean Anthelme Brillat‐Savarin,玉村豊男
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/04/27
- メディア: 単行本
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19世紀のフランスでベストセラーになった書籍の玉村豊男の新訳の方。新訳じゃなかったら絶対に途中で心折れてただろうなってくらい訳が秀逸。訳だけじゃなくて、2,3ページに毎くらいに解説(ツッコミ?)が入っているのが楽しくてどんどん読める。食(美味学)というのが本書のテーマだが、食だけじゃなくて恋愛とそれに関わる一連の行動について謎の圧で語られていて笑える。
3冊目:サイコパス(中野 信子)
- 作者: 中野信子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/11/18
- メディア: 新書
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新宿紀伊国屋の精神医学や犯罪心理学の棚で見つけた一冊。これはかなり当たりだった!!本書はサイコパスを脳科学の観点から解き明かして行く。目次をみただけでも「サイコパスと恋愛はできるか」、「サイコパスかもしれないあなたへ」、「サイコパス向けの仕事を探そう」という具合にパワーワードが並ぶ。身の回りの誰かの顔を思い浮かべながら読むと楽しい。
ここまでの3冊は自分で選んで買ったもの。以降はTwitterでオススメしてもらったものたち。
4冊目:世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(村上春樹)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 単行本
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またまた村上春樹。こちらはshiroyamaさんのオススメの一冊。
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
— 父 (@fushiroyama) 2018年2月12日
村上春樹の小説初めて読んだけど、ミステリー調で想像していたものより100倍読みやすかった!食べ物とお酒とファッションと音楽と女の子が魅力的に語られるシャレオツ小説でした。世界の終わりの影が好きでした。ハードボイルド・ワンダーランドの方だと博士と図書館の女性が好き。あと、よく「やれやれ」っていうと村上春樹っぽいってインターネッツでネタにされてるのがようやく理解できた。本当にたくさん「やれやれ」って言ってた。
5冊目:EAT&RUN(スコット・ジュレク)
- 作者: スコット・ジュレク,スティーヴ・フリードマン,小原久典,北村ポーリン
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2013/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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こちらはimaiさんのオススメ。ヴィーガンでウルトラマラソン走っちゃうとんでもない人の自伝。
— Tomoaki Imai (@tomoaki_imai) 2018年2月13日
「とにかくいいからやるんだ」期と「どうやったら勝てるか?」を考える期、どちらが適切か受け入れる姿勢は取り入れていきたい。そんな難しいことを考えながら読んで勉強になったけど、最後にはシンプルに「あぁ、走りたいなぁ」と思えるいい本だった。
6冊目:仁義なきキリスト教史(架神恭介)
- 作者: 架神恭介
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: 文庫
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こちら、オススメしていただいた時の元tweetが消されているため、本当はオススメじゃなかった説あるけど気になったので読んだ。色々ぶっ飛んでて楽しかった!セリフが全部広島弁の極道。多少なりともキリスト教の知識があったほうが笑えると思う。これ読んで日本帰ったらポプテピピック8話が同じく広島弁極道ネタだったのでまた笑えた。
以下、持っていけなかったけどオススメしてもらったのでいつか読みたい本たち。
おまけ1:野火(大岡昇平)
- 作者: 大岡昇平
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1954/05/12
- メディア: 文庫
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こちらはkurokawaさんオススメ。あらすじ読んで怖くなったのでいつかメンタルが強くなったら読みたい。
なにも思い付かなかったのですが、大岡昇平さんの「野火」はどうでしょう。太平洋戦争中の南の島の話です。
— Hiroshi Kurokawa (@hydrakecat) 2018年2月13日
おまけ2:孤島の冒険(N. ヴヌーコフ)
- 作者: N.ヴヌーコフ,ジマイロフ,Nikolai Andreevich Vnukov,島原落穂
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 1998/06
- メディア: 文庫
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こちらはmitsuyoshiのオススメ。児童書なのかな?絶版っぽいので今度会った時に貸してもらう。
「孤島の冒険」
— みつよし (@vespid) 2018年2月13日
おまけ3:蜜蜂と遠雷(恩田陸)
こちらは鍵付きアカウントからのオススメ。恩田陸は高校生の頃めちゃめちゃ読んでたなぁ。
- 作者: 恩田陸
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/09/21
- メディア: Kindle版
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おまけ4:グラゼニ(原作 森高夕次 漫画 アダチケイジ)
こちらはnakagawaさんのオススメ。Webコミックなのかな?
野球のことは全くわからないけどせっかくオススメされたので読んでみたい。
グラゼニ(漫画)
— Shinichi Nakagawa (@shinyorke) 2018年2月13日
こうやってみると仕事以外だと食べることと走ることに興味があるんだなー。