産休・育休中に読んで良かった本のまとめ
はじめに
産休・育休中に読んで良かった本を周囲の方々に教えてもらったので読んで良かったもののメモ。オススメしてもらった量がすごいので、特に自分の興味にあっているものや実際の育児に役立った(子どもの個性に合ったor親のライフスタイルに合った)物を選んで書いていく。
実用的なやつ
ネントレ本
【改訂版】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
- 作者:ジーナ・フォード
- 発売日: 2020/01/20
- メディア: 単行本
賛否両論ある(?)ジーナ本、うちの子には合っているようでやって良かった。生活リズムが早いうちから整ったことで家族全員が楽になった。あと1日のスケジュールが細かく決まっているのが逆に助かった。子育て中は意思決定に脳のリソースがかなり持っていかれる実感があるので、「あと1時間でミルク」「これが終わったらお風呂」などタスクを誰かに決めてもらうのが精神的に楽だった。
発達全般
はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ! (実用No.1シリーズ)
- 発売日: 2014/09/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
細かい月齢ごとに何ができるようになる・どんなことに気をつけるかが書いてあるので非常に参考になった。月齢が上がるたびに見返している。
離乳食
これを読んで主食はライスシリアルにしたけど、その他は今のところ手作りしている。うちの子はブレンダーの音が怖いらしくマジ泣きするのでBaby Brezzaを買ってかなり助かった。
ブレッツァ フードメーカー シリコンボトル入り"蒸す・きざむ・つぶす"までの調理が自動タイマーをセットしたらあとはおまかせ
- 発売日: 2018/02/26
- メディア: Baby Product
産後すれ違い対策
もしこれを読んでいるあなたが「今妊娠中で最高に幸せでハッピーな子育てライフが待っているはず!」という人であればここから先は読まない方がいいかもしれない。(私はビビリなので妊娠中にこの手の本をたくさん読んだが、今のところ夫との関係は変わらず良好である。)
産後クライシス
第1章から衝撃的なデータに横っ面を殴られる。そのデータとは、「配偶者といると本当に愛していると実感する」と答えた人の割合が男女でかなり差が出る。2歳時期になると夫が51.7%に対して妻が34.0%...ちなみに妊娠期は夫も妻も同じ74.3%なので2年間に何が起こったのか想像すると恐ろしくなる。こうした事態を避けるために妻向け・夫向けにそれぞれアドバイスが書かれていた。これだけ見ると夫を責める方向に向かうように見えるかもしれないが、実際は今の日本の社会システムのせいでで夫が育児参加したくてもできないなどの問題点が指摘されていて妻側の啓蒙にも良いと思う。
ふたりは同時に親になる
先ほどの「産後クライシス」よりも若干マイルドな気がする。一番記憶に残ったのは挿絵で、妻が赤ちゃんを背負って崖にぶら下がっているところを「(仕事で)俺無理だから家事代行頼めば?」と言って立ち去り家事代行の人と母が妻を引っ張り上げている絵(NGケース)と、「みんなを連れて助けに来たぞ!」と言って家事代行の人と母と一緒に妻を引っ張り上げる男性の絵(OKケース)。文字で説明するのが難しいので何言ってんだって感じだと思うけど、この絵を見たときにとても腹落ちした。
その他の感想はtweetのツリーをどうぞ
会社の先輩パパママにおすすめしてもらった「ふたりは同時に親になる」読んでる
— Atsuko Fukui (@muumuumuumuu) 2020年3月31日
産後はどうやらコミュニケーションがクリティカルな問題になりそうなので、遅くとも夫が育休から仕事復帰のタイミングでweeklyくらいで1 on 1 やってもらったほうがよさそう👀#読書ログhttps://t.co/onl3ODHKVU
科学的な読み物
ここからは完全に趣味の話です。
ヒトの発達の謎を解く
赤ちゃんが大きくなる時に脳の中で何が起こっているのか?読んでいると「人間、よくこんなので社会を維持してるな…」って思える。内容が気になる方はこちらのツリーをどうぞ。
「ヒトの発達の謎を解く」(明和政子著) #読書メモ
— Atsuko Fukui (@muumuumuumuu) 2020年3月7日
ヒトの乳児と養育者が行う遊びの場面は主に3種
1. 刺激的接触(つつくなど)
2. 道具的接触(おもちゃなど)
3. 情愛的接触(抱擁など)
このうち、学習動機を高め主体的な行動を引き出すのはなんと3! 意外だ。
「家族の幸せ」の経済学
「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書)
- 作者:山口 慎太郎
- 発売日: 2019/07/17
- メディア: 新書
これは紹介してもらったのではなく、Kindleセールで見つけて面白そうだったのでポチったやつ。かなり良かった。社会学というか面白い統計データの紹介で、日本だとデータが少ないのか外国の事例が多かった。そのためどこまで日本社会に適用できるかわからないが普通に読んでて楽しかったのでおすすめ。 面白ポイントはこちらのツリーをどうぞ。
「家族の幸せ」の経済学(山口慎太郎著)#読書ログ
— Atsuko Fukui (@muumuumuumuu) 2020年8月11日
人はなぜ結婚するのか、誰とカップルになるか等の問はこれまで社会学的なアプローチが多かったが、マッチングサービスの登場で統計的な処理が可能になったというのは面白い!しかしマッチングサービスで人々はいい方向に詐称しがちらしいw
子どもは40000回質問する
これもKindleセールで買ったやつ。邦題が割とアレで、実際は子供にフォーカスした本ではなく、原題(Curious)の通り好奇心全般について書かれた本。なので育児本だと思って読み始めると肩透かしな可能性が高い。個人的には面白かったので興味がある人はこちらのツリーをどうぞ。
「Curious: The Desire to Know and Why Your Future Depends On It(邦題:子どもは40000回質問する)」イアン・レズリー著#読書ログ
— Atsuko Fukui (@muumuumuumuu) 2020年9月28日
喃語を発したタイミングで物の名前を教えると、その名前を覚える確率が高まるらしい。喃語を発したら何を知りたがっているか想像して対応してみよう。
言いたいことは以上です。